Low Kick - 2nd -

たぶん全部ひとりごと。 テキトーだけどマジメです。

物語の力っていろいろあるけど

子どもと電車に乗ると、工夫がいる。

彼らは、飽きっぽいのだ。

「クイズしようよ」と言われても、持ちクイズなんてそんなにない。

「しりとりしようよ」とは、もう言わなくなった(飽きたのか)。

 

今日は、長男とふたり。ちょうどバレンタインの広告が電車にたくさん貼られていたので、バレンタインがらみで思い出したことを話す。

私がnoteに書いている短編小説集があって、

note.mu

「最近ね、バレンタインの話を書いたんだよ」と。

すこし謎解き風にしたので、ストーリーの説明が難しかったんだけど「へえ、ウケる」とか気のない感想。本当に意味が分かったのだろうか。

「他には?」と聞くので、次々と、軽く説明した。

「あなたもお話考えてよ」と言うと「ゲームに入っちゃうのどう?」とか、いろいろ出てくる。

「ママが小さい頃、本の中に入っちゃう話が好きだったなあ」と、ネバーエンディングストーリーの話をする。「それで? どうなるの?」と次々聞いてくる。こんなに話に食いついてくることって、あまりない。

私には、書きかけて完成していない児童向けの長編があり、その話をしてみた「小人が出てくるんだけどさ」と設定とストーリーを話しはじめる。

あっという間に目的の駅に着き「えっ! もう着いたの? 早すぎっ!」と驚く長男。

 

駅を下りて歩く。大好きなポケモンGOをしながらも、話し続ける。ポケモンGOをしながら別の話をする長男を見るの初めて。

「主人公がこうなって、そのあとどうしようかなーと思って」

「こうすれば?」

「でも、それはできない設定だから」

「そっかー。うーん。じゃあこうするのはどう?」

「あー、いいね。それいいね! それは考えつかなかったなあ」

「ほんと? 考えつかなかった? 俺すごい?」

なんだかめちゃくちゃ楽しそう。

 

作り物なのに、物語の力って、何なんだろうなって思う。それからどうなるの? っていう楽しさ。どうしたら面白いかなあ、って自分で考える楽しさ。

「物語の存在意義」みたいなことをよく考えるんだけど、そんなことの前に、小さな人をこんなにも夢中にしてしまう、魔力のようなものがあるんだろうね。

 

1回やってみれば気が済む

人のなりふりを見て、なんかモヤモヤすること、あります。

「それ、やりたかったのに!」

「なんであなたばっかり!?」

「全然上手じゃないくせに!」

「てか、よくできるよね? 恥ずかしくないの?」

みたいな。いやですね。(本当は、こんな言葉使いませんよ?)

どうでもいいなら、スルーすればいいのに、何だかモヤモヤするのは、自分に問題があるのでしょう。 

高校生のタバコ

私が若かりし頃、タバコってちょっとかっこいいものだった。早く大人になれるものだった。でも、自分は吸いたくないと思っていた。

大学生の頃、バイト先の女子高生で、年齢は4つも5つも下で、顔も体もめちゃくちゃ幼い子が、タバコを吸い始めた。

私も大学生で、まだ大人だかなんだかわからない年齢。なんだかすごく、モヤッ、モヤモヤッ、として。

気にしなければいいのに、なんだか気になって、そのとき付き合っていた人に話した。彼はタバコを吸う人だったので、軽めのタバコを買ってきてもらって、ちょっと吸ってみた。

ただ煙いだけのシロモノで、それを吸ったからって、大人になれないことがカラダでわかった。

そのひとつの体験で、モヤモヤはすぐに消えてしまった。

私、でかした! って思ったね。

1回やってみれば、気が済むことって、あるよね。

「自分の手柄だ」と思う男、自分を過小評価する女

ポッドキャストの収録後

今日、こちらのポッドキャストを配信しました。

「#042 ひとはなぜSNSに投稿するの?」

http://emitochio.net/hantaigo_042/

最後の方にツージーが、「SNSの投稿に反応してもらえると嬉しいよー。中毒性あるよね」と言ったときに私がぽかーん、としてしまってツージーに申し訳なく。

「もっと喜べばいいのに」って言われたんだけど、べつにあまのじゃくでそうしているわけでもなくて。

収録語に少し話したんだけど、こういうことかな? と思うところがあったので。

木に登る人、登らない人

以前こちらの記事を読みました。

note.mu

引用するとこちら。

やっぱり僕は誰かに評価されたら、結構「木に登っちゃう」んです。

で、妻は「木に登らない」んです。どうも自分を過小評価しているんです。

これね。傾向として、男女の違いだと思うわけです。

たとえば、仕事で周りにいる男性を見ていると、これまでやってきたすごいことを「自分の手柄だ」って割と思っている。「自分だけ」ではないことは分かってても、「うん、やっぱり、俺すごい!」って喜ぶわけですね。

私はどうかというと、記事がランキング1位になったとして、それはすごく嬉しいのですが、それを自分の手柄として手放しに喜べないところがある。

「そりゃ、話題の商品を取り上げたからね」とか、「タイミングよくあの企画を思い付いたから」とか、思ってしまう。「たまたまですよ、たまたま」みたいな。謙遜じゃなくて本気で思っているわけです。(でもビジネスや交渉ごとで自分をプレゼンするときには、自分の手柄のように言うよう心がけますが)

で、割と周りの女性も同じようなことを思っているみたい。

詐欺師症候群って何だ?

そんなことを思うようになったのは、こちらの記事から。

www.cinematoday.jp

彼女ほどひどくなくても、女性で詐欺師症候群の傾向がある人は多い、という。

仕事ができないほどにはならないし、過度な期待をかけられているわけではないけれど、私が知っている男性のように「自分の力だ」とは思えない。

 

もう少し冷静に、客観的に、自分の力みたいなものを見極めたいものです。