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Low Kick - 2nd -

たぶん全部ひとりごと。 テキトーだけどマジメです。

短期的な後悔と長期的な後悔

先日より購読し始めた日経MJで「iPhone 5予約数互角」という記事を読み、夫と朝の会話。
私「ソフトバンクから流れているのかなあ?」
夫「いや、よほどでない限りMNPしないでしょ。ドコモからauってパターンがほとんどじゃないの? めんどくさいよ」
私「人は変わりたくない生き物だからね」
と話したところで思い出した。
私「人って、短期的にはやったことを後悔するんだけど、長期的にはやらなかったことを後悔するらしいよ。損をするのも同じで、何か行為を起こして損をするとすごく後悔するんだけど、やらなかったことで損をしてもそうでもないらしい。金額は同じでも」
だからつまり、めんどくさいから、という理由だけでなく、auに乗り換えて何か損をしたら、ソフトバンクにいるままで損をするよりも(短期的には)後悔の念が大きくなってしまうということだ。

先日、「経済は感情で動く―― はじめての行動経済学」という本を読んだ。
外出するときに本を忘れて、本屋に駆け込み買った2冊のうちの1冊。

「後悔回避」という言葉で載っていた。以下引用

現在及び将来における「後悔を嫌い、避けたい」という人間の信念が、意思決定に大きな影響を与えている。人は短期的には失敗した行為のほうに強い後悔の念を覚えるが、長期的にはやらなかったことを悔やんで心を痛める。マーク・トゥエインの次の格言がそれを裏付ける。「20年たてば、したことよりもしなかったことを嘆くようになる」。

夫は投資をしているから(かな?)、すごく響いたらしい。持っている株を売らなかったために損をしてもさほど気にならないけれど、新たに買った株で損をしたら大いに悔やんでしまう。でもそれは直後の話で、長い目で見ると「あのとき売れば(買えば)よかった」と思うのだろう。
夫曰く「『死ぬ前にはやらなかったことを後悔する』と言われても、(言い古されていて)ぴんとこないけど、短期的、長期的と言われると確かに納得できるね」だそうだ。

そう思うと、ことわざや言い尽くされた言葉だけに普段スルーしてしまっているけれど、本当はすごく重要、ってことがおそらくたくさんある。で、それは自分で実感できないと活かしていけないものなのだろう。

上記の本は、知らないことばかりで読むの大変だったけど、自分の感情(判断)はまったくもって公平ではなく、合理的ではない、と知ったのはとても良かった。
目の錯覚ってあるでしょう。あれって、同じ長さ、って頭ではわかっているのに、やっぱり錯覚をもって見えてしまう(つまりどちらかが長く見えたり短く見えたりする)。それと同じで、本に載っている例は、頭ではどちらも同じ、ってわかっているのに、どちらかが決定的に損しているように見える、という感じ。
面白いですね。