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Low Kick - 2nd -

たぶん全部ひとりごと。 テキトーだけどマジメです。

縦書きか、横書きか

縦書きか、横書きか。

書籍の企画会議でよく議題になる。

自分の場合で言うと、紙の本なら圧倒的に縦書の方が読みやすい。横書きではなかなか進まない。

少し古いデータで、縦書きと横書きの読むスピードを検証したものを見たことがある。これはもちろん、日本人限定の調査。縦書きがある文化はごく少ないからね。
若い人は横書きの方が早いのだという。
おそらく、慣れの問題が大きいのだろうと想像できる。昔の人の方がよく本を読む。今の人はウェブで横書きに慣れている。若い人でも、本をよく読む人は縦書の方が読みやすいという意見が多いように思う。

以降、何度か思いつくたびに同様のデータを探してみるのだけど、めぼしいものは見つからない。

人間の目は横に長いので、目を左右に動かす横書きの方が本来読みやすいのではないか。
縦に動かすのは無理があるのでは? そういう意見もどこかで読んだ。

会社のTさんが以前専門家に聞いたのだという。
本のように一点を見つめる場合には、縦に動かすのも横に動かすのも、どちらが有利ということはないのだとか。
しかし、はて、本を読むときは一点を見ているのだろうかね。

あるところで見た。
こんな文字。
スピード重視で読む場合、どれが読みやすく、どれが読みにくいか。

おもてなし


















おそらく、(1) → (2)or(4) → (3) の順だと思う。
これはつまり何を指すのか。文字を読むときに、人は一点を見ているのではないということ。
1点を見ているとしたら、(1)と(3)はそんなに変わらないはず。
右から左へ読むのが慣れていないから・・・と考えようとすると、(2)がすんなり読めることに説明が付かない。
さらに(4)は「て」と「な」が逆である。それなのに「おもてなし」と読める(これは結構有名なハナシだったかも)。
これは縦書で同じことをしても同じ結果になる(私はなった)。

これから何がわかるかというと、人は文字をひとつひとつではなく、「かたまり」で読んでいるということ。
そういえば、高校の時の英語の先生がいろいろ実験的な教え方を好む人で、「単語をかたまりで読む」練習をして「すこしずつ目に入る範囲を広げて」「何語も一度に目に入るようにする」という読み方を推奨していた。うーんすでにO先生はわかっていたのか。

で、縦書き横書きの話。
私たちが「縦書きが読みやすい」「横書きが読みやすい」と言う時、それはもちろん慣れの問題なのだけど、“視線を縦横どちらに動かしやすいか”というよりは、“言葉を縦横どちらの「かたまり」――言うなれば「かたち」――で覚えているか”ということなワケだ、と思う。

これをわかったときのすっきり感といったらなかったよ。

でもね、私の場合で言うと、紙の本の横書きは結構苦痛なのに対し、ウェブの横書きは特に苦もなく読める。(ただ、1行の文字数が多いものはムリ。早め早めに改行していただかないと。)
それがなぜなのかは、まだ考察中! こうご期待!