Low Kick - 2nd -

たぶん全部ひとりごと。 テキトーだけどマジメです。

価値観が違う人のマイナス感情をどう捉えるか

さっき突然気付いて「おおっ」って思ったんだけど、
私は、「私と違う価値観で傷ついたり嫌な思いをしている人」に対してとても冷たいっていうかスルーだ。

例えると、自分が男だとして、「毎日電話してくれなくて、たまに電話してもツレない」って彼女に言われても「なんでそんなことで傷ついてるの?」と、傷つく方が悪いと言わんばかりに、わかってあげられない。

私は根本的に自分の優しさを信じていなくて、つい心ない言葉を発したり態度を示してしまったりするし、後から気付けばいい方で全く気付かないこともたぶん多い。
どうしてそうなのかっていうと、やっぱり誰かの心がマイナスに揺れ動いたときに、それが私の価値観と違うと「その人が悪い」と反射的に考えてしまうからなのかも。

例えば優れた人に対して嫉妬して傷ついている人がいたら「嫉妬するのが悪いでしょ」。
大したことないと思っていることに怒っている人がいたら「怒るのが悪いでしょ」。

そもそも、嫉妬とか怒りとかいう感情を悪いものだと思っていて、自分の中からできるだけなくしたいと思っているし、なくすように努めている。だからそういう感情をあらわにする(つまり私と価値観が違う)人に寄り添ってあげられない。

でもやさしい人っていうのは、そんな自分の価値観は置いておいて、相手の価値観は別だという前提で気持ちを考えてあげられる人なんじゃないかなと。
「やさしい人って」と定義し出すとちょっと面倒なことにはなるけど、少なくとも、私にはないやさしさを備えているとは言える。

ただもちろん、私も気付いてしまったからには、価値観の違う人に対しても、気持ちを汲んであげられるように努力していくことになるのだと思う。

ちょっと話はそれて。
子どもはいろんなことに傷つく。
先日、息子が入院した。隣のベッドがひとつ年上の男の子で、すぐに仲良くなった。
息子はとても絵が好きで、自分は上手だと思っている。でもその隣の男の子は、「とびっきり」上手だった。妖怪ウォッチのキャラクターを大人顔負けの精密さで描いていく。
そのことに息子は、傷ついていた。自分も同じように描こうとして描けなくて、隣の子に「比べようよ」と言われて「比べない!」って怒っていた。
そういうのにもちゃんと、気付いてあげたい。