Low Kick - 2nd -

たぶん全部ひとりごと。 テキトーだけどマジメです。

そこに真理はあるか?

最近わかったことがあった。
書いてしまうとあまりにも簡単なんだけど、たどり着くまでに10年かかった、ような。
でもまだまだ完成していない。

人のために仕事をしている人と、自分のために仕事をしている人がいて、
私は前者の人を大変に羨ましく思うんだけど未だにその域には達せない。
誰かの役に立ちたいという気持ちが、「書くことが好き」にいつまでたっても勝てない。

私が原稿を書いていて、ほんのワンフレーズに大変な充実感を覚えることがある。
そこには何があったのか?
私が考えるに、「真理」があったんです。
ちなみに、真理と事実は違う。

ある記事の反響がそこそこよくて、コメントをたくさんいただいたときに、人それぞれ響く箇所が違ってた。
私は本を読んだときに「ここよかったよね!」が人と重なることがけっこうあって、つまり響くところって同じなんだと思ってた。
でも、自分でわりとうまく書けたなという記事に対して、いろんな人がいろんなところに別の何かを感じてくれたのは、大変に驚くべきことだった。
それぞれのコメントすべてが的を射ていて、私が放ったボールをしっかりと受け止めていてくれていた。

それは自分で言うとアレですが、原稿の中に、真理がソコソコ入っていたんだろうと思うのです。
でもそれを見つけてくれるかどうか、どこに価値を見出すかどうかは読む人の手に委ねられてて、書く側からはコントロールできない。

そんな文章が書きたいです。
たぶんずっと書きたかった。

私はこれから原稿を書くたび、オーダーを受けるたび自分に問うことになるんでしょう。

「そこに真理はあるか?」