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Low Kick - 2nd -

たぶん全部ひとりごと。 テキトーだけどマジメです。

好きじゃないことで抜きん出るなんて無理がある

thinking work writer

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「仕事は好きでやるもんじゃない」みたいなことを言う人は、もういないかな?

少なくとも現代のトレンドではないように感じている。

 

私は過去にシステム系のサラリーマンで、いろいろな理由があって6年半で辞めた。

その後、IT企業にいたことをおそらく活かしてITに強い編プロに入り、パソコンやらスマホやらの記事をたくさん書いた。

パソコンやスマホに詳しい女性はあまりいないのもあってか、All Aboutで少々ガイドをしたり、女性誌から数件取材を受けたりもした。Androidの単行本も出させてもらった。BSの番組にかなり長い尺で出させていただいたりも。

だけどなんだか「詳しいフリをしてる感」に苛まれていた。いつも足りない気がしてた。

何年もやってようやくわかったのは、「好きでやっている人には到底かなわない」ってこと(私はいろいろと気づくのが遅い)。

いろいろ言い方はあるんだけど、少なくとも私は仕事がなければパソコンやスマホの情報を集めることは、まずない。

機械オンチでは決してないし、ライフハック的なものやソフト系はむしろ好きだけど、興味の方向はハードウェアではない。

で、パソコンやスマホをそんなに好きではないのに、そこで抜きん出ようとするなんて無理だし、おこがましいのではないかと。

努力して頑張って仕事のために情報を追いかけてたりしたけど、息をするように情報集めができる人に、叶うわけないでしょう。

なんとかこなしていたけど、息苦しかった気がする。すごく苦しくて仕方なくて、数年続いた連載をやめたりも、した(今振り返っても、私の仕事ではこの連載が一番読者からの反応をいただいていたんだけど)。

レビュー原稿がいまいちで、ライターとしての能力がない、みたいに言われたことも。

 

最近増えてるのは、インタビュー。

過去私は、インタビューや取材ってラクして記事を書くことだと思ってた。自分の中から書かず、人に聞いてそれを言葉にする。そのことに罪悪感や、至らなさを感じていた。

でも、「最近は取材できるライターが求められてる」とか聞く。はて?

「あんなにラクなのに」と。

ラクと言うと調子に乗っているようだけど、簡単とか余裕綽々という意味ではなく、苦しくないということ。

毎回緊張するし、調べることがたくさんある場合もあるし、チャンスは一回きりだし、難しい部分もたくさんあるんだけど。

楽しくて、ラクなのだ。

原稿のスピードも早い。書いていて楽しいし、没頭できるし、工夫のしがいがある。ストーリーテラーになった気にもなれる。さらに、インタビューした人にお礼も言われる。

 

人の話を聞いて書くのがとても好きなので、頑張れる。やっていても苦にならない。ずっとできる。

私は普遍的なものがとにかく好きで、流行り廃りにまるで興味が持てない。

それをどうやって仕事につなげるかまったくわからなかったけど、人の話には、普遍がある。その人がずっと大事にしてきたものだったり、哲学だったり、美意識だったり。

 

好きじゃないことで抜きん出ようなんて、やっぱり無理があった。

だからといってインタビューで抜きん出られるかどうかなんてわからない。

ただひとつ言えるのは、本当に好きなら人と比較してどうだなんて気にならなくなるもんだなって、思ってる。つまり抜きん出るかどうかなんて、どうでもよいのだ。