過去に、「なぜこんな時に泣いてしまうんだろう」ってことが、何度かあった。
時間的にも精神的にもロケーション的にもハードだったプロジェクトでメンタルが落ち込んでいた頃、
そんなに大きくない、テントを張って開催されるサーカスを見て、涙がぼろぼろとこぼれた。
周りはほとんどが家族連れで、ワイワイと楽しそうに見ている中、ピエロが楽しそうにふざけるシーンで、どうして私だけがこんなに泣いているのだろうか。
同じプロジェクトで別の時期、映画「シュレック2」の序盤、仲間と楽しそうで幸せそうなシーンで、これまたぼろぼと泣いた。
ベイマックスでは、序盤で主人公の男の子が勉強に目覚め、本当に楽しそうに勉強をして上り詰めていくところで泣いた。
20代の頃、彼氏がいなくてダイエットと仕事でメンタルが落ちていて、孤独と戦っているときに、友人がとても幸せそうな家族写真をたくさんブログにアップしているのを見て、崩れ落ちるように泣いた。
今日この記事を読んで、すこしわかった。
授業中寝てもいいし、途中で出て行ってもいい。校則がなくて、みんなと同じじゃなくていい、という中学校。
この記事を読んで、ぽろぽろと泣いた。学校がとても苦しい小4の長男が、こんな学校に通えればいいのにと。
他の人はわからないけれど、私は、自分では意識していなかった「本当に欲しいもの」を見せられた時に、どうしようもない気持ちになる。
憧れと、自分が持っていないという絶望と、乾いた部分に水をじゃぶじゃぶと与えられているような癒しと、あとなんだろう。
いずれにしてもずっと謎だった疑問が解けたような気持ち。
【追加】
思い出したので追加。
チームラボ猪子寿之さんが出ていた情熱大陸を見ていたときに、私が欲しいものを持ちすぎている猪子さんを見て泣きそうになったのだった。
だから私は猪子さんが好きだし、ずっと憧れているのです。