Low Kick - 2nd -

たぶん全部ひとりごと。 テキトーだけどマジメです。

お酒と生活リズムと夜のジレンマ

「お酒は人付き合いの潤滑油だよね」
仕事でご一緒したコンサル会社AのYさん(♂)が言っていたことがあった。
Yさんはお酒の席で数々の武勇伝を持っていて、話を聞いたときは私もYさんも20代だったので、まだまだすごく遊びが大事だった。
そうだよね、お酒っていいよね、とウンウン納得したものだ。
私がご一緒していたYさんのグループは、超忙しくても朝まで飲んじゃうようなパワフルな人達。
仲良くしてもらえたのも、一緒に飲んで「そんなキャラだったんですね」と言われたり感じてもらえたことがきっかけだったような。

私はと言えば、お酒が好きな時期、好きではない時期がある。
基本的に強くないし、飲まなくても全然ストレスじゃない。

20代の頃は結構好きだった。
最初に入った会社が「飲み会大好き」な社風だったこともあって、よく上司や同僚と飲みに行った。上司との飲みは本当に楽しかったなあ。女子が少ないので、おじさん(マネージャー)連中の中に入るとわりと良い待遇を受けたり、むしろいじられたり。
みんなで安いバーの薄暗い席に座って、わいわいしていたのは本当に楽しかった。一番偉い人が寝ちゃったり、子どものような扱いを受けたりね。
別に学生のように若くないし、ドキドキするわけでもないし、難しい話とかされるとわかんないんだけど、今思い出しても幸せな気分にすぐトリップできるのは何なんだろう。


私はしらふだとあまり人と打ち解けられないので、お酒の力は本当に助かった。お酒の席があったからこそ、昼間のコミュ力の低さを大目に見てもらっていたことはあったと思う。



合コンも行った。
ウケを良くしようとおとなしくしていたら全然モテなくて、自分をさらけ出そうと考えてからそれなりに楽しく、(たまには)手応えもあるようになっていった。
ただ、会社の人と飲んでいたような、思い出すだけで幸せな気分になれるようなことはないかな。


転職して。
社長がまったくお酒を飲まない。
歓迎会などは飲み会をするけれど、あまりくだけた感じにはならない。
取引先と飲みに行く機会はほとんどないので、お酒の力で何とかすることはない。取引先と飲んでも気が休まらないし。
人と打ち解けられないとか、心をオープンにしないことがいつしか普通になっていた。
しらふのコミュ力を上げれば良いんだけどね。上げたいけれど、上がってないかな? 最近努力(?)はしている。

朝方になり。
お酒って、いらないんじゃないか? と思い始めている。というか、お酒が要らない生活がしたい。
夜20時以降は出かけなくていいような生活がしたい。
でも、イベントは夜。パーティだって忘年会だってそうだし、コンサートだって夕方から。何なら、勉強のためのセミナーだって夜だ。大人って、夜は時間があるんだね。忘れてた。
もちろん子どもがいるから、夜出かけたくないという気持ちが強いのだけど、生活リズムを崩さないと人に会えないの? というジレンマがある。
休みの日とかに昼間から家飲みをして、子どもも一緒にワイワイやるのが理想。そんな友達が増えたらいいのにね。
あれ、お酒はいらないんじゃなかったのか。お酒と夜がごっちゃになってる。

「今は子どもが小さくて夜出かけられないとか、不自由が多いけど、どれくらいになったら『自由になったな』って気持ちになれるのかなあ」と後輩(♀)に話したら
「小学校くらいで大丈夫なんじゃないですか?」
「え、だって夜は無理でしょう」
「うちは普通に夜いませんでしたよ」って。
子どもがいるから夜出られないんじゃなくて、子どもがいるから、私が夜出るのが嫌で、だから出られないんだなと思った。
子どもを置いて夜出かけることが、私にとって幸せではないのだ。今のところね。
自由になりたい気持ちと、不自由を持ったままでも快適にしたいという気持ちが入り交じっている。のかな。

女の人でお酒大好き! が少ないのは、妊娠中に飲めなくなるから、必然的に飲まなくて良くなる、みたいな話を聞いたことがある。
妊娠中にビールが飲みたくて飲みたくて・・・というほどの人は断乳したとたんに飲むらしいので、本当に好きな人は関係ないのだと思うけど。
今の私は、妊娠中に飲まなかった影響が強く出ているのは確か。飲まないのが習慣づいている。
お酒を飲んで酔っ払うと、時間が早く過ぎてしまうし、家事がかったるくなるしで、良いことがあまりない。

考えなくちゃいけないことがたくさんあり、お酒との付き合い方が定まっていないみたい。
・お酒といえば夜なこと
・お酒がないと人と打ち解けられないこと(打ち解ける必要はあるのか? はまた別の問題として考えましょう。お酒に頼っていいのか? という考えもある)
・お酒を飲むと時間が(お金も)どんどん消費されること


「私ってさ、極端だよね」と大学時代の友達R子に言ったら、「何が」とか「何の話」などと一切聞かれず「うん、そうだね」と言われたことがある。(本人は覚えてないかな)
お酒を毎日飲んだり、バー通いした時期もあれば、ダイエットで1年くらい酒断ちしたり、今だって全然飲んでない。
だから「極端」な私としては今後どうなるかわかりませんが、今のところは距離を置き中。