Low Kick - 2nd -

たぶん全部ひとりごと。 テキトーだけどマジメです。

ためらわず本に線を引く

ほとんどの本を一度しか読まない私だけど、というより、だからこそ、本に線を引く。

少し前まで書き込むのに抵抗があって、ドッグイヤーと言うんですか、ページの端っこを三角に折っていた。もちろんそれも最初は抵抗があったけど、そんな小さなこだわりは何の足しにもならないと。
線を引くことについては自炊をしてから吹っ切れた。
自炊っていうのは、本を断裁してスキャナーで読み取ってデータにしてしまうこと。当然紙の本はそのまま廃棄することになる。
ビビリなので読み終えた本から断裁しているのだけど、ばっさばっさ切っているのに、線を引くくらいどうってことないじゃん、と。

ページの端を折るときにもやっていたのだけれど、
本を読み終わると、追った箇所をもう一度読み直す。日垣隆さんという方の本に、「黄金の5分間」とか書かれていたかな(記憶が曖昧)。
なぜなら自分が感動したポイントや覚えておきたいことがそこに詰まっているからであり、
例えば3時間かけて読んだ本なら、その3時間の価値っていうのは私が気になったポイントと限りなくイコールに近い、と思うから。小説はその限りではない。ビジネス書、実用書などはまさにそうなる。
読み終わった本を、ほんの5分でもう一度読むような体験ができるわけだね。

折っただけの時より、線を引いたときの方が時間短縮にもなるし、バシバシ心に刺さってくる。
線を引いたページは、探しやすいようにもちろんページを折っておくことになるわけですが……。

知らないことばかりが書かれているのに、感動しっぱなし、みたいな本もある。
先日読んだ行動経済学の本なんかはそうだった。そういうのはポイントを読み返すだけでは足りないのかもしれず、頭の中で「もう一度じっくり読む本」にリストアップされている・・・けれど、いつ読めるやら。

そんなわけで、線を引くのはおすすめ。
息子が高校生くらいになってから私の本棚をあさり、「母ちゃんこんなところに線引いてるんだ……」なんて(良い意味でも悪い意味でも)思われるのが小さな夢です。