今はどうかわからないけど、私はもともと会社員でも全然いける、というかむしろ会社員に向いている人間だと思う。
新規開拓みたいなことはあまり得意ではないし、人の真似が割と上手くて、満員電車も(中央線くらいなら)あまり苦ではない(なかった)。自由を謳歌することにそれほど欲求がないし、ルールを守ってきちんとやることも苦じゃない。さらには、あまり上司や会社に期待をしないので不満もそんなにないし、割と頑張れるタイプ。自分から人を誘ったりするのが苦手(だった)なので、強制的に仲間になれる組織って助かる。
ライターをしている同業者を見ると、そういう人は少ない。ちな、こんな人が多い。
- 人に使われるの無理
- 毎朝満員電車に乗るなんて無理
- やりたくないことはやりたくない
- やりたいことだけやらせろ
- 苦手なことが多い
とかね。
今は会社に所属しているけど会社員ではなくて、仕事場は自宅。そうなりたくてなったわけではなくて、ライターになるときに入った会社がそういう制度だった。
だけど慣れとは怖いもので、いま会社員に戻れるかというと、どうだろう。
- トイレ(大きい方)がままならないの辛い
- 事務作業が好きじゃない
- ランチでそわそわするのがやだ
- ランチタイムにテレビ見たい
- 平日に映画見たり美術館行ったり友達とランチしたりセミナー行ったりしたい
- 朝自分と子どもの用意でバタバタするの大変すぎる
とか思ってしまう。
もともと会社員っぽいタイプだったのに、フリーランス的に世の中を見なくてはならなくなって(フリーランスではないんだけどね)、これはこれで面白いけど、会社員に適した部分がもったいないので誰かに差し上げたいなとか。
ただ、やりたいことがあって、それをなんとなく頑固に譲れなかったりするので、結局会社員は向いてなかったと言えるのかな?
フリーランスでも(というかせっかくフリーランスなのに)やりたくない作業に追われている人はたくさんいて、私は違うって思えるので実は向いていたのかな? 今やっている作業で誰かに渡したいものってあんまりない(アシスタント欲しいとかがない)。
インタビューも、構成作るのも原稿書くのも楽しい。アポを自分で取って原稿確認を依頼すると、原稿の感想をいただけたりする。企画も、イラストのラフも楽しい。まるっと全部渡すのはアリだけど、一部だけ手伝ってもらうとしたらどこをお願いすればいいのかわからない。(文字起こししないから)
まあそんな感じで、会社員に向いているのにライターなんてやっている私です、ということを書こうとしたのだけど、逆になってしまったのかな?