自己紹介があまり好きではない。
立て板に水のように、自己紹介をすることにまったく憧れない。
用意されたセリフを話されても、何も感動しないからだ。どうしたものか。
あとは、同じことを話すのがあまり好きではない。たぶんね。
おそらく私は、自分にとって新鮮なことに興味があるのだ。話し終わったことや考え終わったことではなく。
それから、自分の特徴はひとつの流れに乗っていないし、型にはめることでいろいろなことを取りこぼしてしまう。型にはめないともっと取りこぼすんだけど、もっと偶然の産物みたいなものを当てにしているのかもしれない。
でも、でもだよ。やはり初対面で相手に私のことを伝えられた方が、相手が安心できるのかもしれない。
そう。そうか。自分をよく見せるためじゃなくて、相手を安心させるための自己紹介を考えればいいのかな。
相手が安心する自己紹介ってどんなものだろう。
でもとりあえず、自己紹介を考えてみようかなと思ったのだけど……。
コルクラボの合宿でサディに聞いた自己紹介のために自分の過去にピンを刺していくような作業。私は「ライター」ひとつとっても、商業ライターと創作系と、ばらばらになってしまい困っている。さらには商業ライターの中でもインタビュー系と技術(テック)系で分かれてしまう
— 栃尾江美(とっちー)🖋🎙 (@maliu63) March 19, 2019
そうしたらサディからツッコミが入った。よくわからなかったので翻訳を全世界にお願いしたら、近くに翻訳してくださった方がいた。
商業ライティングでは何をしているか、創作系ではどうか?って個別の側にとっちーさんが寄っていくだけでなく、とっちーさんにとって商業ライティングとは?ってそれぞれ問うことで、とっちーさんが大事にしている意思を抽象化していくことなのかなとか思いました☺️って、横からいきなりすみません😭!
— 宮田 匠 Takumi Miyata (@uhtm22) March 19, 2019
とても魅力的な問いや思考を、毎日のようにツイートしている宮田さんからリプライいただけるなんて。ありがたき幸せ。
自分の仕事をちゃんと考えよう
私の仕事と仕事以外の活動はいろいろと分別できる。
ライター
- 商業的ライティング(IT系、ICT教育系、子育て系、ブックライティング)
- インタビュー(誰かの思考や哲学に触れられるインタビュー)
- 創作系ライティング(取材をもとに小説を書く)
- さらには上記で、編集する場合もあるし、紙とWebでも分かれる
ポッドキャスター
- ポッドキャストナビゲーター
仕事以外
- ポッドキャストをいっぱいやってる(音声コンテンツ好き)
- ブログも結構やってる
- 「今日の140文字」やってる
- こども哲学の団体の運営をしている
- バレーボール
- 元エンジニア(テック系好き)
- 「コルクラボ」メンバー
- 「GIVEの実験室」運営
- 2人の不登校男児を育てる母
もうどうすればいいのだろう。軸がないから? あれもこれもと思ってしまう。
「とは」で考えてみるか……
まず仕事で考えてみよう。私にとって……
<商業的ライティングとは>
自分のスキルや得意が役に立ち、そこで得た知識が自分にも役立つお仕事。
<インタビューとは>
私の心が揺れ動く、楽しくてためになるお仕事。インタビュースキル、ライティングスキルが活かせるお仕事。
<創作系ライティングとは>
スキルアップしたいお仕事。まだまだ未熟なので、もっとスキルを身に着けたい。それから、競合のいない、あるいは非常に少ないお仕事。
まとめると、私は3軸で考えている。どうなんだこれ、よいのでは!
・【能力】スキルが使える。役に立つ。
・【衝動】心が動く。やってて楽しい。わくわく。
・【願望】やりたい。目指したい。できるようになりたい。
うーん。
……で? としか思えない。自己紹介から離れてしまったとしか思えない(笑)。
いや、これを中心に話してみたらどうなるのだろうか? これに向かって、過去にピンを刺していこうか……。
1.【能力軸】スキルが使える。役に立つ。
書こうと思ったけど、能力を分割しないと書けないのでは!
<IT系、システム系のスキル>
小6で初めてBASICで遊ぶ。自分でソースを書いて、ショボいゲームを作れるということを学んだ。大学時代に情報工学科で、プログラミングにわくわくした。ものを作れること、ロジカルにものを考えるのが楽しかった。エンジニア(ITコンサルタント)として就職。業務アプリを担当し、業務から要件定義をして、システムの仕様書に落としていく作業はハードだったが刺激的だった。ライターになってからはコンシューマー系を中心にIT系の記事を多く執筆。オタク気質があるが、ガジェットよりもアプリケーションの仕様などに興味が強い。iPhoneの仕様などはワクワクする。システム開発をしていた経験から、BtoB系の記事を書くこともある。
<ライティングスキル(雑誌、Web、書籍、その他)>
小5から本格的に日記をつけ始める。それ以前も物語などを書いてはいた。日記の頻度には波があり、途中からブログになったり、デジタルになったりはするが今もずっとつけ続けている。30歳の時にエンジニアの職を捨て、自分を見つめ直す。ずっと好きで続けているものは、自分の文章を書くことと本を読むことだと発見する。読むことは仕事にならなそうなので、書くことを仕事にしようと考えた。ハワイに短期留学して、これも書く練習だと、ほぼ毎日、わかりやすさを心掛けたブログを書いていた。エンジニア時代から考えると、崖から飛び降りるようにライターになり、はや十余年。毎週社内で文章講座を実施しているという生真面目な編集プロダクションで、守破離の「守」を長年続けるという修行のような日々。まだ紙の仕事が多かったのもあり、ひたすら師匠の教えを守っていた。1年足らずでギャラは歩合制になり、その中から後輩にギャラを支払って教え育てるという制度に従う。実績としては執筆が多いものの編集もやる。雑誌、ムック、Web、書籍とひととおり。モノ中心だが撮影の段取りや、自分でブツ撮りも少々。ライターの仕事をしながらも、自分の考えを記す自分のためのブログはやめられない。仕事に直結するようなブログを進められるも、まったく食指が動かない。
※この後の実績はいくらでも羅列できるけど、それがどうしたというのだろう。
<子育ての知識>
<ICT教育系の知識>
<インタビュースキル>
↑ダメだもう限界。果たして書けるのだろうか……。(続く)
この後は、次回予告♪