『ギフテッド 天才の育て方』という本を読んだ。例によってやたら長い読書レビューを書いているのだが、書いている中で気になった箇所があった。
入学前に見られた賢さも、入学と同時に表面的には消え失せたようになってしまう
上記リンクのブクログにも書いたが、長男が幼稚園に入った時にはこんな感じだった。同級生の中で特段秀でている様子もないし、目立った行動もないし、所作もノロノロとしている。
私はそのときに「賢いと思っていたけど能力は平均的だった(それでもがっかりしないようにしよう)」「ただの親ばかだったのかも」と思った。それは物事をわきまえたつもりだったが、自分が傷つくことを恐れて、自分を守っていただけなのかもしれない。
その時の私の選択を嘆いてもどうにもならないし、「ああするしかなかった」と正当性を主張しても仕方がないけれど、彼の生命の灯が弱まっていることに気づいてあげられなかったことを、正確には、気づいていたけどそこまで重大なことだとは把握できなかったことを、いまは「ごめんね」と思う。
ただ、いま思うと、それでもやはり彼にいろいろな才能があると思っていたから、幼稚園の美術教室やダンス教室、サッカー教室などにも行ってみた。ダンスやサッカーは割とすぐに辞めてしまって、美術はずっとやっていたけど、小学校になってから辞めた。
でもその当時に、ギフテッドや発達凸凹の可能性を考えていたら、何か手がかりがあったかもしれないとは思う。後悔しても仕方がないので、いまから対策できることをありがたいと思おう。