私は4〜5年、コルクラボというオンラインコミュニティに所属している。
地域にとらわれずやりとりできて、SNSを多用していて今風だったりする。
かたや、ママさんバレーボールという、昔からあるベタベタなところにも所属している。
ここにもまた、コミュニティがあった。
とても対照的なのが面白い。
●コルクラボ
・活動はオンラインが多い
・言葉が中心で「言語化」が大事
・多様性に富む
・新しい(まだ数年)
・フラットな関係性
・確固たる目的がない
・活動はリアルしかない
・プレー(非言語)が中心
・子どもを持つママで、同じ地域に住んでいるというある程度似通った人たち
・伝統があり、脈々と続いている
・PTAなど大きな組織からなる活動の一部
・「バレーボールをする」という大きな目的がある
コルクラボはとても今風でサラッとしていて、入る時にはいろいろあるけど出るのは自由。知らずにやめている人は数えきれない。お互いを尊重して、辛いことを頑張ってやろう、みたいな空気はない。
ママさんバレーはゼエゼエ言いながら、汗だくになりながら練習をして、入るのも止めるのもそれなりに注目を浴びることになる。お互いのプレーに干渉をして、好き勝手なことをするわけにはいかない。
後者が昔風のコミュニティで悪者みたいに言われがちだけど、私はどちらも好きだ。それは、いつでも出られるという自由があってこそなのかもしれないけど。
私は割と寂しさを感じることが多いので、自由でフラットなコミュニティはふと「ひとりぼっち」みたいな感覚を覚えることがある。だけど、バレーボールは自分で何かアクションを起こさなくても毎週練習があるし、そこで一生懸命プレーすれば認めてもらえる。
流行りの形はあるけど、ローカルに根ざしたコミュニティというのも、避難場所として誰もが持っているといいんじゃないかなと思う。
両極端なコミュニティに同時に所属して、いろいろな対比ができることは、とても価値のあることだなと思う。
【追記】文化人類学的な観点で、両極端のコミュニティを体験し、それぞれの特徴を(自分の中で)明らかにしていく試みなのかもしれない。