夫と「うーん……」なできごとがあったときに、パートナーシップに関するインプットをしたくて、オーディオブックを探してみたら、これがあった。
割と定番本? 的な印象を受けたので、聴いてみることにした。
そこで改めてドキっとしたのは、「恋愛は一時的なものである」とはっきり書かれていたこと。さらに、それは2年くらいで終わると。
「私たちの場合は違う、恋愛期間は永遠だ」とみんな考えるけど、それは幻想であると。
頭では知っていたけど、ちゃんとわかっていなかった。気を付けていれば、何とかなるんじゃないかと思っていた。
結婚して何年も経つと、「本物だと思っていた愛は、どこへ行ったのか?」と思い始める。その気持ちを解決するためには、次のいずれかしかない、という。
「恋愛とは違う『本物の愛』を育む努力をスタートするか、他で次の恋愛を求めるか」
「恋愛期間を引き延ばす」から「本当の愛を育む」へ
私は再婚して3年ほどだったけど、恋愛を引き延ばそうとしていたのかなあ、と思った。
恋愛とは違う「本物の愛」を育む努力をすべきなんだと思ったのだ。そしてそれは、とても楽しそうだし、チャレンジのしがいがあると思った。そう、私は何かにチャレンジするのが好きなのだ(試験とか、結果に白黒つくのは好きじゃないけど)。
また短期間で終わるような、別の恋愛を探すなんてつまらないし、人生がもったいないと思った。刺激的かもしれないけど、同じことの繰り返しにしかならないんだから。
子どもへの愛を考えればはっきりとわかる。私には「子どもを愛せないのはよくない」みたいな思い込みがある(これは、正しいかどうかはわからない。子どもを愛せない人を否定するものではない。私はそう思おうとしているというだけです)。だから、何をされても愛そうとする。
子どもとの関係性が悪くなったら、親としての自分からの影響を考えるし、つらいことがあったら守ろうとする。とにかく子どもを信じている。私にとって、子どもへの愛はとてもピュアでわかりやすい。
一方、夫の場合は大人なのもあるけれど、「~してくれない」と思いがちだったりする。それは、大人だからじゃなくて、考え方がいまだに恋愛モードだったからなのかもしれない。何かをしてもらうのではなくて、ちゃんと愛する覚悟が必要なのだ。
愛を育むために「相手の愛の言語」を知る
じゃあ、「本物の愛」とやらを育てるのはどうすればいいのか? それは、「愛の言語」を知ることだという。
愛の言語とは、愛の表現方法、みたいなことで、全部で5種類ある。優先度は人によって違って、受けとれないと「愛されていない」ように感じてしまうもの。
・肯定的な言葉
・クオリティ・タイム
・サービス行為
・贈り物
・身体的タッチ
恋愛に夢中な期間は、基本的にこれらを十分に与え合うから大丈夫。なんだけど、結婚して生活を一緒にすると、そうもいかなくなる。
基本的に、自分が大事にしているものを相手に与えようとするし、足りないものについて不満を漏らす。つまり、相手の「愛の言語」は相手の行為や不満の発露でわかる。
だいたい1つか2つに絞られるので、相手が「愛されている」と思うような振る舞いをすれば、ちゃんと愛が伝わる。
それぞれの説明は本に譲るとして……、「相手を愛する覚悟(※恋愛ではなく)」を持とうと思った次第でした。