今日は原稿の山場だったわけだけど、「発声法」に関する原稿で、「さあ、朗読してみましょう」という箇所があった。
私も試してみようかなと(その方が原稿がスムーズ)本棚を見てみた。
美しい日本語と言えばこの人よね、と、小川洋子さんの『物語の役割』を開いた。
いきなり最初に、「小説家に憧れていた頃に新田次郎さんのご自宅を見て・・・」というくだり。あれ、新田次郎さんというのは、私が先日買ってまだ読んでいない「孤愁<サウダーデ>」の作者、つまりは先日大好きになったばかりの藤原正彦さんのお父様ではないか。
※藤原正彦さんを好きになった経緯はこちら
『物語の役割』はすでに読んだ本だったのだけど、当時は藤原正彦さんと聞いてもまったく聞いたことのない名前で、スルーしていたわけだ。
前に読んだときも泣いたか? はちょっと覚えていないけれど、やっぱり泣いたような気もする。
好きな人が繋がっていてすごくコーフンしたし、「なぜ今まで知らなかった!」と呆れもしたけれど、とても嬉しい瞬間。
また、今別所哲也さんのラジオのPodcastに寄藤文平さんというイラストレーターの方が出ているのだけど、話し方や話の内容がとってもステキだったので検索してみると、最近買って途中まで読んでストップしている『ラクガキ・マスター』の著者だった!
以前、途中まで読んだ(見た?)ところで、あまりに感激して夫に「見て見て!」と言ったのだけど、そこだけ見せても凄さは伝わらなかったようす。
とにかく絵も文も話し方も素敵です♪
好きなものが繋がっていくと嬉しいねえ。