この記事を読んで。
WONDERを思い出した。
生まれつき、顔に障害がある男の子の話。
ここにも書いた。
ついさっき思い出した。
私が一番共感したのは、主人公のオーガストのお姉ちゃん、ヴィアだった。
この本は章ごとに語り手が代わるんだけど、ヴィアの回を読むときは苦しくて苦しくて涙が止まらなかった。(以下ネタバレあります)
ヴィアはどんな子か
お父さんとお母さんはできた人で、ヴィアのこともちゃんと大切にしている。
でも、どうしてもオーガスト優先になる。それは仕方ない、とちゃんと納得している。頭では。
おばあちゃんは、ヴィアをわかってくれる人だった。「おばあちゃんはあなたが一番大切」と(他の人に内緒で)言ってくれる唯一の家族。でもそのおばあちゃんも、クリスマスの日に亡くなってしまう。
弟のオーガストに差別的な発言や態度をする人には、殴りかかりそうなほどの憎しみを込めてにらみつける。それくらい、オーガストを愛している。
でも、オーガストを恥ずかしいと思ってしまう瞬間があって、そんな自分を責めてしまう。
頭でわかっていることと、何も感じないのは違う。
私も自分の頭を納得させるのが(たぶん)上手いので、頭でわかっていることに従って行動することが多い。
そして本当の感情はあまり人に言わない。だから、ヴィアにものすごく共感してしまったんですね。
(おわり)