Low Kick - 2nd -

たぶん全部ひとりごと。 テキトーだけどマジメです。

ものを覚えることの価値

ものを覚えることに価値を感じなかった。興味もなかった。

頭ではわかる。覚えた方がいい。だけど気持ちがついていかない。気持ちが乗らないと、頭でわかっていることも実行に移せない。

いろいろと本を読んでも、概念として頭に残す。ものの名前は取るに足らないと思っているフシがあった。

 

知識があることは何がいいのか

まず、知識が豊富な人をカッコいいと思うか。

確かに思う。正確に言うと、思っているつもりだった。

 

ただし「知識があるから、その知識を人に話せる」「人を楽しませられる」「賢そうに見える」「仕事ができそうにみえる(実際できるのかも)」……それくらいでは、私の行動を変えることはできなかった。

自分自身が、知識を人に話したり、知識によって人を楽しませたりすることに魅力を感じないのだ。

 

「知識がある」=「マップラバー」に置き換えて考える

マップヘイタ―とマップラバーという分類がある。「動的平衡」を提唱している福岡伸一さんのご著書に書かれているらしい(私はラジオでしか聞いたことがない)。

下記のブログで書いたけどとてもわかりにくい(笑)。

emitochio.hatenablog.com

大事なところだけ引用。

福岡さんは著書の中で百貨店の例を出しているらしい。マップラバーはまず全体図を知る。フロアガイドなんかを見る。短時間で目的地に付ける。マップヘイターは適当に歩く。ふらふら探す。最終的に目的地には着くけれど、マップラバーより何倍も遅くなる。

私はそこまでマップヘイタ―ではないけれど、近い場所だけを見て全体感を把握せずに動くことが多い。

例えば、電車に乗るときは出発駅と乗換駅と到着駅しか把握しないし、乗り終えたらあっという間に忘れてしまう。おそらく、薄い霧の中を歩いているような感じだ。進む方向はわかるし、目印はときどき出てくるのだけど、遠くまで見えないし、何となく不安だ。

 

新しい世界があるような予感がした

周囲からの影響もあり、理屈ではなく、ものを覚えると新しい世界が見えるような「予感」がした。

安心感が変わった

試しに、取材で初めて行く場所に降り立つとき、初めて乗る電車の、通る駅すべてを覚えてみようと思い立った。

子どものころ住んでいた場所の近くということもあり、知っている駅名もあったのでそれなりに覚えられた。

帰路。ぼーっと電車に乗っていたのだが「あれどこまで来たかな」とふと駅名を確認した時に「どの辺まで来ているかわかる」という事実と、それによる安心感に驚いた。当然調べればわかるのだが、瞬時にわかることにより、こんなにも世界ははっきりと見える

興味が変わった

いつも乗っている電車も、実は全部の駅の順序を覚えていない。それで、覚えることにした。じっと駅の看板を見る。順番を把握する。すると、降りて歩いてみたくなった。きっと隣の駅と人の多さなんかは似ているんじゃないか。商店街はあるのだろうか。古いお店は? 降りて歩いてみたら、もっとその駅を忘れずに覚えられるに違いない。

こうして、興味の幅が増えるんだという驚き。世界が広がる。私の意識の枝葉が広がっていくのを感じた。

味わい方が変わった

ニュースで知らない人が登場する。知らない言葉が出てくる。聞いたことはあるけど説明はできない言葉が出てくる。そんな時に調べるようにしてみた。ウィキペディア最強。

もちろん、読んでも全然覚えられない。だけど、少しは頭に残る。誰かに聞いただけだと、霧の中にいるようだ。だけど自分で調べれば、地図を手に入れたように感じる。知らないことをさらに調べても恥ずかしくない(聞くのは恥ずかしいことがある)。

できごとに彩が生まれる。今遭遇しているできごとをひとつひとつ見つめて、味わうようになる。

ここで知ったことが、どこかでつながるかもしれないという予感。

予測するようになる

ものを覚えようとすると「予測する」ということが分かった。覚えているか確かめたいから、頭の中で答えを予測する。それから、あっているか確かめる。あっていなかったら改めて覚える。

仮説を立てるのはとても役立つ習慣で、それは、ものごとを記憶しようとする日常から身に付けることができるかもしれない。

 

何かを捨てることにもなる

私はこれまで、音楽を聞くときに歌詞の意味を考えないし、映画を見て監督の意図を探ったりしないし、小説を読んであらすじを振り返ったりしないで生きてきた。

そうしたいと思っていたからだ。

できるだけ思考を止めて、感覚的に受け止めたいと思っていた。今もそういう気持ちはある。

これからいろいろなことを覚えたり調べたりするようになったら、感覚的なものを純粋に受け取る心持ちは少し削がれてしまうと思う。

だけど、覚えたことの先に新しい感覚、感情、触り心地のようなものはあるはずで、そういうものを体験したいと思っている。

行動を変えるということは、今までの行動を捨てるということだ。それはきっと何か目に見えないものを捨てている。それでも、少し変わってみたいなと思っている。

言葉(書く)が強みということと、葛藤や二面性を言い当てられる

お友だちのおかちまちたろさんがLINE登録者に無料で星読みしてくれるというのでお願いしたら、星読み結果が音声で届いた!

 

たろさんのHPこちら↓

www.taromoon.com

 

そしたら驚くほど言い当てられている感がすごくて。なんども「ブーッ」って漫画みたいに吹き出してしまったよ。

感動したので、たろさんの許可を得て内容を記そうと思う。音声のほかに、天体の図と、その図を指し示しながらの動画をいただいた。

 

===(以下たろさんの星読み。本当は「ですます」だったけど)===

あえて言うなら、社会性より私生活を求めた方が人生の満足度が高い

(天体の図の)ACという記号から横に線を引いて、上下の天体の数のバランスを見る。

とっちーさんは上側(社会性)が4つ。下側(私生活)に6つ。6:4だから、顕著な資質の傾向はない。社会性と私生活のどちらを追求しても満足度は得られるが、あえてどちらかと言うなら、私生活を豊かにしていったほうがより嬉しい、という印象。

(社会性よりは私生活、というのは当たっているような? でもタイミングによっては社会性の方が大事になったりもする。ゆれている感じ?)

 

組織よりひとりのほうが活動しやすい

(天体の図の)MCという記号から縦に線を引いて、左右のバランスを見る。

とっちーさんは右側(組織で行動する)が3つ。左側(ひとりで行動する)が7つ。つまり圧倒的に、ひとりの方が活動しやすい。たしかとっちーさんはフリーランスだと思うが、その行動特性から見て読み取れると思う。

(当たってる! なりたかったわけでもないのにひとりで仕事する形になってしまった)

 

素の部分は夢見がちでふわっとしているのに、実直的にきちんとしたい行動特性がある

月(素となる部分の象徴)は、うお座の11ハウスというところ。

月が土星と120度をなしている。ひとつのものごとに対して、実直的にきちんとかたちにしやすい。それが素の部分なので、割とまじめで落ち着きのある行動特性を持つ。

ところが、月があるうお座は、夢見がちで共感性があって、なんでも引き寄せてしまうような、ふわっとしている要素が強い。心の中も、どちらかというと、夢見がちでふわっとしていて、共感性が強い要素がある。

素の部分は夢見がちでふわっとしているのに、行動特性としては実直にやりたいということ。

(当たってる気がするんですけど……! 実はけっこう夢見がちだと思っているけど行動からはわからないと思う)

 

言いたいことが言えるという行動特性も

水星と月が90度。これは「言いたいことが言える」「書きたいことが書ける」「思ったことにふたをしない」という人が多い。

これは仕事にも役立つ。言いたいことが言えなかったり、意見にふたをしたらうまくいかない。そういうところではいい感じ。

先ほど言った通り、うお座のふわっとした感じがあるものの、行動特性はそれとは異なり、実直で言いたいことを言う感じ。この辺面白いなと思った。

(感情を出せないのはあるけど、思ったことは言える! 仕事では確かに感情より意見を言える方が大事。当たってるってことなのかな)

 

言語化する能力が強力。特に書くほう

太陽はふたご座の2ハウス(太陽だから影響は強いが、西洋占星術は10天体全部を使う。素の心はうお座にあるという面もあることを忘れずに)。

ふたご座のホームグラウンドになる天体は水星で、この水星もふたご座に入っている。水星の力を使うと人生の後押しになる。さらに太陽もふたご座なので、それが強力になる。

水星の力は言語化する能力。(ここでブーッっと吹き出して驚く私)

(水星が?)逆行しているので、どちらかというと文章を書く資質の方が強い(逆行していなかったら喋る方が強い)。

とっちーさんの仕事って、文章? デザイン? ちょっとわかってなくて申し訳ないが、文章を書いたり話したりすることが、とっちーさんの人生の目標や目的の中でとても素晴らしい後押しとなり、武器になっているという感じ。

「思ったことを思ったように言えちゃう」という素の部分もあるので、そういう意味でも、言語を使う力はとても有利になる。

(強力だという言語化&執筆を仕事にしている私……我ながら神では!)

 

インスピレーション力やアイデア力が強い。マニアックなところを伸ばした方がいい

水星は、天王星と120度になっているので、インスピレーション力が高い。アイデアなどが出やすいし、はっと気が付いたり、「降りてくる」じゃないけど、感じちゃうようなことがあるかも。

水星も天王星も逆行しているので、何かマニアック的なアイデアや、オーソドックスではないところを責めていくようにも見える。今もそういったところを強みだと感じているのなら、伸ばした方がいい。

(まあ確かに、オーソドックスや王道よりニッチなところが好き!)

 

イメージ、空想、創造、クリエイティブな力が強い

太陽は海王星と180度なので、イメージ力、空想能力など、何かを創造する力がある。おそらくクリエイティブなのだろう。

あるものを実直に組み立てるよりは、頭の中の創造性を発揮したり、多くの人が思っているだけで形にしていないことを形にするといったことが、人生の目的の近くにある。

さらに、それに対する行動力が強い。動きながら考える。人生の目的や目標を決めたら、動いて確かめながら修正して、人生の目標の精度を増していくように見える。そんな風に人生を持っていく傾向があるのではないか。

(クリエイティブなことは好き! ものづくりも好き! 動きながら考えるはまさにそう。自分で実験してるわ……)

 

うらやましいほど運が強い

(太陽が?)木星とも60度なので、運の強さ。ラッキーさも併せ持っている。もしかしたらご自身で感じているかもしれないけれど、ついてる。うらやましい。

(運って考え方、捉え方だと思っているからなんともわからない。よくないことも「これくらいで済んでよかった」「おかげで○○に気づいたからよかった」とかはいつも言っている)

 

疲れることがあまりないほどパワフルなエンジン

(太陽が?)冥王星と180度なので、行動力のエンジンを積んでいる。かなりパワフルに動く。疲れることがあまりないのでは。非常に力強いので、武器として使ったほうがいい。

クリエイティブなもの、行動推進エンジンの強さが武器として進んでいくと、相乗効果を生んで活性化していく。

今のことをイメージしながら、無意識にやっているのかもしれないけど、そういう風に生きていくといい。とっちーさんの強みでもある。

(当たってる……! 普通の人って普通に疲れるもんなんだ? って思うほどあまり疲れない)

 

初動がとにかく早いが、継続は誰かの力を借りて

カーディナルのグランドクロスを見ると、何をするにしても、最初の一歩が早い。ただし、定着させるには他の人の手助けが必要という見え方。
カーディナルと呼ばれている星座のうち、てんびん座、かに座、牡羊座に天体が多い。6天体入っているのは、初動が早い人が多い。流行にも敏感なのでは。

イデア力で活動していく力は早いと思うが、自分の力だけでは継続しづらいので、仲間と一緒がいい。

(初動が早いのは当たってるけど、継続も得意なのでそこは当たっていないかも? 後天的?)

 

自由奔放なのに、実直。葛藤がある

木星土星が90度。自由奔放さを持っている。ところが、前述のとおり土星が月と120度なので、他方で実直さがある。そこに葛藤があり、うまく折り合いが取れていない感じがする。

一生うまくいかないわけではなく、うまく折り合いがつくように努力できる。50歳を過ぎるくらいには、スムーズに使えていくだろう。そうなると人に専門知識を教えるといった資質が強く出る可能性がある。将来的に、ものを教える仕事を少し考えてもいいのではないか。

(これも当たっていると思う。FFSでいう、拡散(11)と保全(10)の対立・矛盾にさいなまれる日々)

 

庶民的クールビューティ

金星と天王星が90度の人は、クール。話していてもとっちーさんの印象はそういう感じがする。クールビューティみたいな。あ、ただ、金星はかに座なので庶民性が強い。

例えば……、芸能人でカリスマな感じになる方がいるけど、その対極として庶民的に誰でも愛される方もいる。とっちーさんは庶民性が高くて誰にでも愛される方のタイプ。庶民性が高いのに、シュっとするクールさがある。
ここは、ご自身がどう思っているのか? 興味があるところではある。セッションで話してみたい。

(これも的を射ていて「ブーッ」て吹き出した。クールも言われるし、親しみやすいも言われる。別のところで言われる。両面があるんだと思う)

 ===(星読みここまで!)===

 

自分のことだから、面白かった! (きっと他の人が読んでも面白くないと思う)

しかしこんなに「当たってるなあ」って思うことはめったにない。たろーさん、ありがとう!

 

今年の振り返りとなぜかリンク集

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今年はどんな1年だったか。振り返ろうかなと。

 

頼れるようになった

辛い時に誰かを頼れるようになったのは、もう私の人生を変える出来事だよね。

人前で泣いてもいいんだと知り、泣けるようになり、感情をある程度出せるようになった。それまでは、感情とは隠すものだと思っていた。

30代くらいから「嬉しい」「楽しい」は出せるようになっていたけど、ここへきて「悲しい」を出せるようになった。

私はとても涙腺が緩いようで、悲しいことを話そうとすると昔から泣いてしまう。人前で泣きたくないから、悲しいことを話さないようにしてきた。ある程度自分の心の処理ができて、泣かないで話せるようになってから話すのだ。

だから、「こんなショックなことがあって」という出来事があっても、すぐに話すことができなかった。悩み事も人に話さず処理することが多かった。

だけど今は、人に話せるようになったと思う。まだ言えない感情はあると思うけど(妬み嫉みとか?)、悲しいこと辛いことを、まさにその時誰かに話せるなら、いろんなことで人に頼れるようになる。最高すぎる。

 

「今年を漢字一字で表すなら」ということをテーマに、頼れるようになったことを踏まえて話したラジオトーク

radiotalk.jp

 

「クリエイティブの反対語」リニューアル

三谷さんと1年ほど話していたクリエイティブの反対語だけど、リニューアルしてゲストの方に来てもらうことにした。5本くらいずつ。

いろんな人をゲストに呼べてまた楽しい。思考を深めるというこれまでの趣旨とはずいぶん変わってしまうけど、新しいチャレンジという感じ。これからもいろんな人をゲストに読んだり、同じ人に来てもらったりしていきたい。

今のところ最新の配信↓

emitochio.net

 

Twitterフォロワー数1000越え

Twitterのフォロワーが1000を超えて、それからはどうも普通の人が新規にフォローしてくれるようになった。どこから来たのかわからない人。

ちょっと世界が変わる。ツイートを投稿しても、ブログを書いたり何かをシェアしても、いろんな人が見てくれるんだなあと感じるようになった。いいねやリツイートが増える。いざとなったらツイッターが私を助けてくれるのではないかというほのかな期待。

これっス↓

twitter.com

 

子どもが不登校

子どもが不登校になってしまった。

いろいろ葛藤があって、気持ち的に乗り越えるまで大変だったけど、私としては一番大事なものさえ間違えなければ大丈夫かなと思えた。家庭学習でもなんとかなりそうというのが心の支えになっていることは否めない。

その経緯をブログに書いた。

note.mu

Twitterのフォロワー数が増えたことにもあり、ツイートもブログも私にしてはすごくバズった。たくさんの人が見てくれて、コメントをくれて、新規にフォローもしてくれた。いろんな人が応援してくれた。ありがたい。

 

フリーランスになった

12年くらいいた編集プロダクションを辞めてフリーランスになった。仕事の仕方はほぼ変わらなくて今までどおり。

それまでも自分のつてで仕事を受けていたし、ギャラを決めたり交渉したりしてきたけど、一応「受けていいですか」と会社に許可を取っていたから、それがなくなってシンプルになった。

あとは請求書を自分で出すくらい。

フリーランスになったことを「すごいね!」って言ってくれる人がいるんだけど、私にとっては特に何も変わらない。

 

ただ、所属から外れるというのは不安があるもので、それを後押ししてくれたのは「コルクラボ」の存在が大きい。コルクラボはコルクという会社が主催しているオンラインコミュニティで、そのおかげで私はたくさんのことを学んだりもらったりした。そのうちの大きなものは、所属感なのかな。コルクラボがあるから、やっと会社を辞められると思った。

フリーランスになる前からの個人HP↓

emitochio.net

 

ストーリーブック(ミンワブック)のお仕事が増えた

会社の創業ストーリーなどを小説風に執筆して冊子にする仕事。その原稿を何本か担当した。インタビュー時にも、いろいろなストーリーがあって面白いし、原稿にするのもたくさんの発見があった。

同じことを書くにしても、「今主人公が体験している」「過去を思い出している」「ナレーションのように説明している」などいろいろなパターンがある。数あるエピソードのうち、どれをどのように配置していくか。考えるのは難しいけど楽しい。

また、設定やせりふ、シチュエーションを考えるのも同じ。すべて難しいけど刺激的で楽しい。

こちらで公開中↓

ミンワの新作(木曜更新) | ミンワのワ

 

声のお仕事をいただいた

ストーリーブックで取材させていただいた方がポッドキャストを始めるというので、声のお仕事をいただいた。嬉しい!

毎回楽しく収録させていただいている。嘘みたいにおしゃべりが達者な方!

こちらで聞けます↓

 

コラムのお仕事をいただいた

コラムのお仕事をいただいた。これは嬉しい。

エッセーやコラムは憧れであり夢だ。

過去に、クロワッサンの読モとしてコラムを書いていたことがあった。とても楽しかったけど、メディアのリニューアルで終わってしまったのだった、悲しい。

でも全然知らない方からコラムのお仕事をいただいて、いわば「好きなように書いてください」みたいなスタイルで最高だった嬉しい。

大好きなTwitterのことをこれでもかと書いた。

詳しい経緯はこちら↓

 

emitochio.hatenablog.com

 

そういう意図はなかったのだけど、リンク集になってしまった。

来年はどんな年になるかな~楽しみ。