今日配信したPodcastのテーマは、「正しい」と「親切」。
話している内容をざっと紹介すると。
子供に読み聞かせている「Wonder」という本(いま2週目)が発端。
こんな格言が紹介されていた。
「正しいことをするか親切なことをするか迷ったら、親切にしよう」
果たして私は、親切を選べるだろうか? という疑問について話した。
この収録では、「いつも『親切』にできる人は『ただのお人好し』ってことなんじゃないの」なんて話してて、実際そう思っていた。
いつもシメの言葉「もうちょっと考えます」を言うんだけど、実際に収録後も考えていく中で「ああそういうことだったのか」とわかったことがあった。
実は、最初にツージーが言っていた「どれが正しいかなんてわかんないじゃん」がすべてだった。
唐沢寿明さん演じる花山伊佐次は、たぶん身に染みていたのだと思う。
戦争中、正しいと信じて、国民が戦争に向かうためのコピーを書き続けた。けどそれが、間違っていたとわかった。
今、戦時中のことを振り返れば、戦争は間違っているということがわかるけど、私が当時生きていたら、たぶん一生懸命に「お国のために」なんて言っていたと思う。
当時は、戦争が「正しい」ことだったのだ。
だから「そういうとき」に拠り所になるのが「親切」を選ぶ、ということなのではないか。
で「そういうとき」かどうかを、実際その渦中にいる人がわかるのか? というとたぶんわからないんだと思う。
洗脳されている人が自分が洗脳されているとわからないように。今の私たちも、常識や、信頼できる人の言葉や、これまでの慣習にどっぷり洗脳されていると言えるわけで。
だからやっぱり、「親切」を選んで生きていけたらいいなと思っている。
でもすべてにおいて「親切」を選ぶなんて、なかなかできない。
だからその格言は、「迷ったら」って言ってくれている。
そういうことなんじゃないでしょうか。
うん、でも、もうちょっと考えていきまーす。
※エントリー内のリンクまとめ
#025 「正しい」より「親切」を選べるか? - クリエイティブの反対語[Podcast]Is There Truth?