Low Kick - 2nd -

たぶん全部ひとりごと。 テキトーだけどマジメです。

友人は何のために作るのか? 友情は何のために維持するのか?

「友だち」というものが、いまだによくわからない。

友だちを作り、維持するのがそれほど得意ではないと思う。

自分からあまり誘えないタイプだ。

 

これまでもそんな思いをいくつか書いてきたように思う。

 

emitochio.hatenablog.com

emitochio.hatenablog.com

 

でも、「カテゴリー」を見ると、「友だち」がない(執筆時点)。このブログを書き終えたら作ろうと思う。

 

友だちが大事なことはわかっている。

なぜなら、友だちがいないと孤独で生きて行けないから。

寂しくて死んでしまうから。

これはセーフティネット的な意味がある。死なないための、防御策。

 

友だちがいると、心が安定する。

いやなことが自分の中で小さくなり、やがて消えていく。

同じことでも、仲の良い友だちと共有すればもっと楽しくなる。

これはエンタメ的な意味がある。人生をより楽しくする何か。

 

なんとなく、そんな風に思っていた。

 

『グッド・ライフ』という本を読んだ。

 

これは、徹頭徹尾「幸せになるには人間関係が大事だ」と書かれている本。

第10章が、友情に関する章だった。

そのなかでいくつか、哲学者の言葉が紹介されている。

「友人がいなければ、だれも生きることを選ばないだろう」

アリストテレス『ニコマコス倫理学

「友人を作る目的は何か? この人のためなら死ねるという相手、地の果てまでついていこうと思える相手をもつためだ」
ローマ帝国の哲学者セネカ

目からうろこだったのは、セネカの言葉だ。

 

友だちは私の人生を良くしてくれる、と受け身だった私。

だがセネカが言うのは、愛するための友人、ということなのだろう。

人を愛することは尊く、人生に充実感をもたらしてくれる。

 

そういう目で友人のことを見てみようと思う。