「BEASTARS」という漫画が好きだ。
力の強いハイイロオオカミのレゴシが、弱いウサギのハルに、恋をする。
「なぜ頭のいい人が好きなのか」という記事を書いたけれど、
私は、普段そんなに頭のいい人に相手にされることがない。
学歴も高くないし、頭のよさそうな仕事ではないし、ハイレベルなことをしているわけでもない(簡単な仕事ではないと思うし、ちゃんとプライドを持ってやっているけど、周囲からそうは思われない。どちらかというと職人っぽい)。
身もふたもないことを言うと、世の中は「類友」でできていて、「自分と似ている」と思う人同士がつるむ。
私は、とびきり頭のいい人とはつるむことができないのだ。
そして、下のリンクで書いたことにも通ずるけれど、
男女の関係であれば、その部分を飛び越えられる。
お互いの友人同士が似ていなくても、頭のレベル感が違っても、うまくいくことがある。
そして、自分より高い位置にいる人とそうなるには「女」である必要がある、と思う。自分が「男」だったら、それは難しいのではないか(自分より賢い人、自分より強い人を好まないという、男性ならではと思われる性質もあると思う)。
『BEASTARS』も、そうだった。
男の子のレゴシが大きくて強く、女の子のハルが小さくて弱い。
ジェンダー格差って何なんだろうな、と思ってしまう。
仕事では男女の差がなく、恋愛の場合はまた別、みたいなことって、完璧にはできないだろう。たぶんね。
でもそれを、できるだけ理想の形に近づける努力を続けるってことなのかもしれない。