Low Kick - 2nd -

たぶん全部ひとりごと。 テキトーだけどマジメです。

初めてのデートを思い出す

夫婦間での不満とか寂しいことはある。

それをどうにかして欲しいと相手に要求したくなることもある。

だけど、何だか最近は彼と出会った頃のことをよく思い出す。

 

初めて彼とデートした時、彼が少しおしゃれしてきて、おしゃれな感じのレストランバーに入って、混んでいたお店の最後のひと席の小さなテーブルで、おしゃれな感じの食事を二人でつまんで、おしゃれな飲み物を飲んだ。

 

彼が目の前にいる(こんなに若くてカッコよくてクレバーで素敵な人が、私だけと喋っている)ということがものすごいことに思えて、夢のように泡となって消えてしまうんだろうなあ、なんて気持ちでいた。

 

彼は自分のことをいろいろと話してくれて、二人で話さないと教えてくれないようないろいろなことが、宝石のようにキラキラと輝いていたことを思い出す。

 

嘘みたいだと思っていたし、いつか夢から覚めてしまうとずっと覚悟していたんだけど、家族になって一緒に暮らして安心しきってしまうと不満がいろいろと出てきてしまう。

 

人間って欲深いな、と思う。

 

彼と出会って、彼が私を選んでくれたのは奇跡以上のことなのだから、それによって授かった時間を、ありがたくちゃんと扱えるようにしたい。