Low Kick - 2nd -

たぶん全部ひとりごと。 テキトーだけどマジメです。

趣味嗜好に目を瞑る(エゴを手放す)

シナリオを勉強している。

なんというか、エンタメの基礎を学んでいるのだけれど、私はこれまでこういう「物語の型」みたいなものは好きではなかった。

「始まりはアンチで」

「悪い奴はとことん悪く」

とかね。

「現実はそんなことないのに」と思っていたし、「私はそういう物語が好きではないし」と思っていた。でも。

 

でも今は、そういう、私が好きではなかった「セオリー」を学んでいる。

 

それは、自分の趣味嗜好に目を瞑るということだ。

これまでに考えてきたこだわりや趣味嗜好などの「エゴ」を、取るに足らないと脇に置き、素直に型を学ぶ。

「脇に置く」と書いたのは、捨てようにも捨てられないものだと知っているから。

いずれまた、拾うことになる。だけど今は、必要ない。

 

ライターになり始めの頃と似ている。

ライターになる前だって、私なりの文章のこだわりみたいな、私が好む美しさみたいなものは、あったと思う。

でもそれをすべて放棄して、文章の基礎を学んだ。

その時は選択の余地がなく強制だったけど、それでよかったと思う。

なぜなら、その後に自分なりの「美しさ」がちゃんと生まれてきたから。捨てたと思ったけど、拾いなおした。

さらに、基礎や土台があって美しいものと、そうでなくて美しく見せているだけのものが、前よりも見分けられるようになった、とも思う。

 

世の中に、稚拙ならではの良さはあるし、未熟なエゴでなければ出せないものもあるのだろう。でも、私はもういい年だし、ひとまずちゃんとした技術が必要で、そのためにエゴは邪魔になる。

 

そんなわけで、私はもはや安心してエゴを放棄してエンタメを学んでいる。

未来に、クリアに開ける視界があると、わかっているから。

 

また、よくよく観察すると、好きな作品もセオリーに則っていたりする。

そうやって、物事を見る目が欲しいのだよね。

 

とはいえ。

セオリーの知識だけを知って語れるようになるのは、私の好みではない。

自分で体験して、身をもって学んでいくのが性に合っている。

 

そんなわけで、シナリオの勉強が面白いのです。