Low Kick - 2nd -

たぶん全部ひとりごと。 テキトーだけどマジメです。

仕事をしながらどうやって子育てするか

「仕事をしながらどうやって子育てしてるんですか」って漠然と聞かれて漠然と答えた。

ということを書き記しておきたい。少しでも誰かの役に立つといいなと、思っています。

 

(1)人と比べない

子育てをしながら働くと、子育てをしないで働いている人と比べて、仕事の成長スピードは落ちる。

落ちないとかいう人いるけど、そんなのは幻想だと思う。

かけている時間が半分くらいになることもあるわけだから。

(仕事のスピードじゃないよ、成長のスピードね)

 

そこで落とさないようにしようとするとつらい。同期に先行かれちゃうとか、後輩に抜かされちゃうとか考え始めるとつらい。

だけど、人と比較しなければ何ともない。比較する軸を変えるだけでもいい。

仕事というひとつのベクトルでは、確かに少し遅れを取るかもしれない。

でも、子育てという別のベクトルでは、スポンジのようにどんどん吸収して、どんどん成長している。

だから気にしなくていい。それができるかどうか。

きっとできる。

 

(2)優先度を見極める

ツイッターにも書いたけど、仕事がやばいのに、子どもが熱を出した。

本当にどうにもならないんだけど、どれも取ろうとすると、自分の睡眠が削られる。

削ってしまうと、イライラして子どもに当たる。

あるいは疲れて体力が落ちて家族が共倒れ(地獄絵図)。

あるいは体調を崩さなくてもメンタルを崩すことがある。

そうなると、命にかかわる。

 

あとは、子どもとの大事な用事をキャンセルして仕事をすればいいかもしれない。

だけどそれは、子どもの人生にどれくらいの影響を与えるだろうか。イベントの重要度によっては、人生にかかわるかもしれない。

 

仕事相手にごめんなさいするとき、相手に迷惑をかけてしまうのが申し訳ないのか、あるいは自分の評価を下げたくないだけなのか、考える必要がある。

得てして、後者のことがある。

評価を下げたくないだけなら、そこの優先度は下げていい、と判断できるかどうか。

 

完璧な答えはない。優先度は数字で見えるわけじゃないから。

だからその都度、考える必要がある。瞬時に考えなくてはいけないこともある。

例えば、大事な仕事に行く10分前に子どもの熱が判明することだってある。

その時にいくつかのパターンとバックアップとを、優先度も踏まえて考えられるかどうか。

 

そう思うと、子育てって仕事のスキルもすごく上げてくれそう。

「仕事だけ」より、よほどチャレンジングなのかもしれない。

 

大変だけど、そういうことが分かっていれば、子育ては大変楽しい。

無条件で愛し愛される。

長い時間をかけて、かけがえのないものになっていく。