Low Kick - 2nd -

たぶん全部ひとりごと。 テキトーだけどマジメです。

ただただ自分の話を聞いてほしい

これはとても大切な自己矛盾の話。

 

実は私は、人の話を奪って自分の話をする人が昔から好きではない。これは程度問題で、誰だって人の話から自分のことを想起して話をするものだ。だから、私にもそういうところはあるし、だれしもそういうところはある。

なぜだろうと考えると、人の気持ちを考えないからとか、自分勝手だとか、いろいろなことが考えられるけど、結局は私が傷ついたことがあるからなんだと思う。

大切なことを話したいと思って話し始めたのに、話し終わる前に自分の話をされてしまう。 しかも、私きっかけでただ「思い出しただけ」の、まったく関係のない、面白くもない話。とてもとても、ないがしろにされた気がする。

私はきっと、自分の話を聞いてほしかったのだ。

私は、相手が私の話を聞きたいと思っているのか、結構気にするタイプのようだ。聴きたいと思っていない人にひたすら話し続けるような、恥ずかしい思いはしたくない。

だから、だいたい相手とのバランスを見て、自分の話す量が多くならないように気を付ける。相手がそれほど聞きたくないとしても、バランスが取れていれば恥ずかしくないからだ(その考え方が恥ずかしいけれど)。

自分ばかり話す人が好きじゃないのに、私がそういう人になるわけにはいかない。話し続ける人が好きじゃないから、話し続ける人にはなれないのだ。本当は、たくさん話して、たくさんわかってほしいのにもかかわらず。

そんな私がどうにもならなくて始めたのが、文章を書くことだったのかもしれない。文章を書く理由はきっとたくさんあるのだけど、その中のひとつなんだと思う。

誰も聞いてくれないからとかじゃなくて、たくさん話す自分になりたくないから、誰も読まない日記や、読みたい人が勝手に読んでくれるブログに書いているんじゃないだろうか。