私のことを「やさしさとかで盛らないフラットな人」と形容してくれた人がいた。
そんな風に言われたのは初めてだけど、心がけていることを言ってくれたようでとても嬉しかった。
「やさしさで盛る」という言葉を初めて聞いたけれど、それはどういう意味だろうか。まだ実力不足の人に「やればできるよ!」って励ますとか? まだできていないのに「うまいね!」って言うとか? そういうことなのかもしれない。
できていない人に「できていないね」と指摘するのはなかなか難しい。相手が傷つくだろうし、言う方も嫌だ。だからつい、「できてるよ」なんて盛ってしまう人がおおいのかもしれない。ただ、私だってできていない人に「できていないね」なんて言うわけではない。では、なぜ盛らなくても大丈夫なのか?
それは「人の長所を見つけるのがうまい」んだと思う(たぶん)。本当に素敵なところを抽出すればいいから、その人のできないところにわざわざ「盛る」必要がないんだと思う。
なぜ素敵なところを抽出できるかというと、言葉に頼っていないからだと思う。その人のよさを感じたら、まずその「感じ」を捕まえて、あとからフィットする言葉を探す。言葉ありきじゃないから、パターンにはめる必要もない。
そんな風に思ったのでした。