Low Kick - 2nd -

たぶん全部ひとりごと。 テキトーだけどマジメです。

ことばを生業にする者同士

友人の編集者に「自信がない」的な相談をしたらとても繊細な美しい言葉で励ましてくれた。

 

ことばを生業としている者同士、ある意味とても細かいところでぴたっとはまる感覚がある。

 

以前別の女性編集者と話していた時にも同じ感覚を得た。

 

こういうことを言うととても高慢なのかもしれないけれど、普段私はいろいろな人と同じ日本語を使っているように見えて、それは同じ日本語ではないのかもしれない。

 

例えば、草野球の選手とプロ野球の選手が一緒に野球をする場合、ゆるくプレーすればそこそこ楽しいかもしれないが、ガチの試合ではやはりちぐはぐになるだろう。

 

文章を仕事とする者同士が言葉でやりとりをすれば、ある種特殊な空気が生まれるのは当然のことなのかもしれない。

 

友人に教えてもらったのは「自分を励ます言葉を持つ」ということ。そしてそれは、できれば揺るがないファクトだといい。

 

彼女は、文章の修行に掛けた年数を自分の自信にしていると言っていた。

 

私もかけた年数はある。とても苦しんで暗いトンネルの中をはいつくばってきた。でも、そこに重きを置かずにいるような気がする。実力とはそれとは関係がないと。

 

でも、それしか拠り所にするところはないのかもしれない。

もっと自分を評価して、修行してきた自分に自信を持ちたい。