私は昔から頭のいい人が好きだ。特に、恋愛関係になる男の人。
なぜなのか考える。やはり「理解してほしい」からではないだろうか。
私が考えていることを、言葉を通して伝えようとしたときに、それをまるっと理解してくれる。そのためには、理解が早く、視野が広く、イメージする力がなくてはならない。
それを私は「頭の良さ」だと捉えている。
でも、私よりずっと頭のいい人の場合、私が相手の話を理解するには能力が足りないことになる。
そこで私は、視野というか、考え方をぐぐーっと広げる努力をする。見方を変えるだけで理解できることもある。
でも結局、細かい知識の話(歴史からこういうことが分かるよね、とか。数学の○○理論からこういうことが言えるよね、みたいな)はわからないし、わからないことすらわかっていない話もあるのだと思う。だから普通に会話ができているのは、相手が私に話を合わせてくれているからだとは思う。
生まれ変われるなら、世界を見渡せるほどに頭がよくなって、世界を見てみたいと思う。その感覚は、神に近いのではないだろうか(神を信じていないけどw)。頭が良すぎるのも不幸だと言われるし、絶望的に孤独かもしれないけれど、でもやっぱり憧れる。
孤独はイヤだけど、その分、人間ではなく世界とつながっている感覚なのかもしれない。