Low Kick - 2nd -

たぶん全部ひとりごと。 テキトーだけどマジメです。

佐藤雅彦展(横浜美術館)に行ってきた

久しぶりに暇な日曜日だったので、ずっと行きたかった佐藤雅彦展に行った。

 

横浜美術館は多分初めて。

みなとみらい駅という、慣れない場所を訪れた。

 

とにかく子どもが多い!

夏休みだし、ピタゴラスイッチなど子どもも楽しめそうなコンテンツ。CMも、子どもがわかる面白さなので、確かに親子向けだ。来るまで気が付かなかった。

 

CM動画はずっと見てしまう。

その作り方解説も面白い。

 

以前、オンラインコミュニティのイベントで佐藤雅彦先生に来ていただいたことがあり、直接お話を伺っていたので、

「作り方を作る」

「音から作る」

と言った話は少し聞いていた。

 

「ルール」の話。

新しいルールを考えて、そこから作る。

 

初めの方、まだ売れっ子になる前の佐藤先生の話で、気になるデザインを集めて、その共通点を探った、とあった。

「それは真似できるかもしれない」と思った。

 

【ToTry】好きな作品(小説や映画)を集めて、その共通点を探ってみよう。

 

佐藤先生の場合は、「枠」だった。枠を使ったデザイン。

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その後に、いろいろなルールを作った。

気になったのは「構造」のルール。

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それから「物語性の発見」。

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これは、シナリオ作りに役立つかもしれない。

 

【ToTry】佐藤先生のいう「構造」についてもっと考えてみる。

 

【ToTry】シーンを4つ考えてから、その間を繋ぐストーリーを考えてシナリオを作ってみる。

 

最後の方で、佐藤先生の映像の授業がすこし展示されていた。そこでのキーワードは「抗いがたい表現」。

工場ラインで、雑多なものが徐々に秩序を加えられながら進んでいく様子に代表されるように、

ついつい見てしまう、気になってしまうもの。

面白いとか役に立つとかではなく、そういう「抗いがたい」ものを探し続けているのだという。

 

展示の説明欄に、ときどき「宝物」という言葉が現れる。佐藤先生が宝物のように取っておいた本や映像など、それらには、「抗いがたいもの」が、隠されているのだった。

佐藤先生はそれを抽出して、作品に落とし込んでいるのだろう。

 

自分にそういうものがないかと振り返る。

なんだかいろいろと、ありそうだ。

サイコロ、綺麗な小さい箱、缶の箱、砂が落ちてゆくオブジェ、文房具店……。

バレーボールの「ボール」も、そのひとつかもしれない。

 

【ToTry】ついつい集めてしまうもの、目が離せないものを探してみる。

 

ほかにもいろいろあった。

生で見たピタゴラ装置には感激した(撮影は禁止だった)。

大好きだった「ぼてじん」。

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バザールでござーるのグッズとか。

 

もっとゆっくり咀嚼したい、と、図録も買いました。

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